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安比塗漆器工房  Appi Urushi Studio











岩手県の八幡平市を含む北東北一帯には、縄文時代からウルシの木が多く自生し、
漆の産地として上質な生漆を産出し、古くから生活に根ざした漆器がつくられてきました。

安比塗漆器工房では、こうした漆器づくりの伝統を継承するとともに、
現代の生活に合った器を新たに生み出し制作しています。

木地デザイン、漆の精製、下塗りから上塗りまで全部の工程を工房で行っています。
仕上げの上塗りは国産浄法寺漆を使用。下塗りは中国産漆を吟味し、工房で精製することで品質を保っています。
粘性がある中国産漆は、厚みをもたせることができるので下塗りに適しており、
このため、漆としては手頃な価格となっています。

安比塗の原型となる木地はすべて国産材を使用。
ミズメザクラ、トチ、セン、ケヤキなどを中心に木のゆがみが出にくいものを厳選し、
また丈夫で割れにくい縦挽の木地を選んでいます。
デザインは飽きがこないシンプルなもの。
地域に伝わる古い椀などをもとに作られた端正な形です。

当店では、
安定感のある使いやすい形状で日常の汁椀として最初におすすめしたい3.8寸汁椀と、
たっぷり入り具沢山の汁物や小丼におすすめの4.4寸羽反椀を取り扱っております。

お使いいただくことで漆に適度な湿気が補われます。
仕舞いこまず、ぜひ普段使いの器としてご利用ください。
ご使用後は、食器用洗剤を柔らかいスポンジにつけて普通に洗って下さい。
洗った後は、柔らかい布で水滴を拭き取ります。