
TOP || 森本 仁

森本仁 Hitoshi Morimoto

1976年 岡山県備前市生まれ
1999年 東京造形大学彫刻科卒業後、
美濃・豊場惺也氏に師事
2003年 岡山県備前市にて制作を開始
森本さんは岡山の備前にて、
薪窯による焼き締めの『備前焼き』、備前土を灯油窯で白く焼き締めた『白花(しらはな)』、釉薬を施した『灰釉』、『黒釉』、『黄瀬戸』、『粉引』などの器を制作されています。
現代の暮らしに合う自分たちも使いたくなるような器を作りたいとの思いで、これまで備前焼になかった新しい形の器を作っていらっしゃいます。
もともと備前焼の風合いは料理によくあいますが、森本さんならではの形により毎日の食卓に使いたくなる器になりました。
工房を訪ねた際には、奥様とおふたりで台所にお立ちくださり、ご自身の器でもてなしてくださいました。そうした毎日の暮らしのなかから生まれてきた器ですので、盛る料理が自然と想像でき手に取る回数が多くなるように思われます。
また、森本さんご自身が日頃からお茶に親しまれたり工房のまわりの草花をいけてらっしゃるだけあって、茶道具や花器も使うのが楽しく工夫に満ちており魅力的です。
薄く軽くても、しっかり焼きこまれているので丈夫なのは備前焼きならではです。ぜひご覧くださいませ。
<写真>
上)ご自宅と工房のいたるところに森本さんが生けたお花が飾られていました。
中)作業場のろくろ。
下)森本さんの備前焼の薪窯。
上)ご自宅と工房のいたるところに森本さんが生けたお花が飾られていました。
中)作業場のろくろ。
下)森本さんの備前焼の薪窯。



